遅寝遅起きについての驚きの真実
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仕事や遊びに一生懸命になると、つい寝る間も惜しんで夢中になってしまうものです。就寝が遅くなったり、徹夜になることもあるのではないでしょうか。しかし、睡眠不足は、毛髪に大きなダメージを与えてしまうのです。 |
排水溝の髪が急に増えだした・・・
ある時期に排水溝の髪が日ごとに増えてきたことがありました。
「年のせいだから仕方ないか・・・」とも思いました。しかし、なにか他にも原因があるかもしれないと考え、生活に変わったことはなかったかと振り返ってみました。
「フィナステリドも毎日服用しているし、シャンプーを変えたわけでもない。そして食生活も変わりはない。・・・待てよっ!」
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そう言えばその頃の私は、漫画ONE PIECEを全巻大人買いし、毎日夜遅くまで読みあさっていました。 それまでは、午後十時には就寝し、午前五時には目覚め七時間の睡眠をとっていました。それが、抜け毛が増える二週間ほど前(漫画を買った日)から、午前二時、三時の就寝に変わっていたのです。 |
「これはマズいぞっ!」と思い、大好きなONE PIECEは日中の隙間時間に読むようにしました。そして以前のように午後十時には就寝するようにしました。
睡眠時間を元に戻してから数週間後、なんと排水溝にたまる抜け毛が減っていたのです。
「睡眠不足は、毛髪に良くない」と何となくわかっていましたが、これほど実感したことはありませんでした。
睡眠の乱れ=髪の成長がストップ!? 人間は眠りに入ると、成長ホルモンが起きている時の何倍も分泌されます。このホルモンは、身体の疲労・ダメージを修復するために脳が出すホルモンの一種です。また毛髪の成長にとっても必要なホルモンです。 |
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育毛にとって何が一番問題かというと、睡眠の乱れによって成長ホルモンの分泌が減ると、ホルモンはより重要な筋肉組織などの修復に優先的に使われ、髪の成長がストップすることです。
つまり、睡眠の乱れによって一番ダメージを受けやすいのは、毛髪なのです。
その為、良質な睡眠をとることは、育毛にとってとても大切なことなのです。
育毛にとってのゴールデンタイムとは!? 毛髪の成長に必要な成長ホルモンは睡眠中に分泌が活発になるのですが、中でもさらに分泌がアップする時間帯があります。 |
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薄毛世代の男性には午後10時就寝というのはなかなか難しいことですが、普段睡眠不足で「薄毛をなんとかしたいっ!」と強く思っている人は、これを機会に、就寝時間を早くし遅寝から脱却することをおすすめします。
では、どうすれば遅寝から脱却できるのでしょうか?
遅寝遅起きから脱却する3つの方法
早寝早起きという正しい睡眠リズムを取り戻すことは、育毛にとってとても重要です。
しかし現実問題、「午後10時就寝は難しい・・・」と感じる方が多いのではないでしょうか?そこで遅寝遅起きから脱却するための方法をお伝えします。
① 夜の活動を朝にする
次の活動を夜に行っているのであれば、朝に移しましょう。 ・残業 |
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残業は、疲労が蓄積しやすい夜ではなく、早朝に行いましょう。まだフレッシュな気分で脳も冴えている朝に仕事にとりかかれば、とても効率的に仕事をすることができます。
観たいテレビ番組は録画をして、朝や休日の日中などに観るようにしましょう。録画で観れば、CMを早送りして観ることもできる為、時間を有効に使えます。
ネットサーフィンや読書を夜に行うと、頭が冴えてなかなか眠れなくなります。早寝早起きの為には、朝や昼間に行うようにしましょう。
② 睡眠環境を改善する
睡眠環境が整っていないと、良質な睡眠をとりにくくなり、朝の目覚めが悪くなります。朝の目覚めが悪いと、早寝早起きが難しくなるので睡眠環境を整えることは、とても大切です。
・ 敷き布団(マット)は吸汗性と寝心地で選ぶ
「掛け布団や枕にはこだわりがあり良いものを使っているけど、敷布団は安いものを使っている」という方も多いのではないでしょうか。しかし、敷布団は良質な睡眠をとるうえで、とても大事なアイテムなのです。 |
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人は、毎晩眠っている間に約200cc~300ccの汗をかくともいわれています。そこで、吸汗性のない敷き布団を使用していると、ジメジメするような不快感を感じてしまい睡眠障害につながる恐れがあります。その為、敷布団は汗をしっかりと吸収する吸汗性があるものでないといけません。
また、敷き布団は寝心地をダイレクトに左右します。適度な弾力があり、体をしっかり支えつつも「寝返り」がうちやすいものを選びましょう。フィット感は個人差があるので、販売店で実際に寝心地を試してから購入することをおすすめします。
・ 枕の高さは合っていますか?
枕の高さが合っていないと「 負担が大きい体勢で寝ていることになり、睡眠の質が低下する 」ことになります。 |
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良質な睡眠を得る為の枕の高さは、男性が4cm程度であると言われています。しかし、頭の形状や大きさは人によって異なるため、熟睡できる枕というのも人によって違います。その為、自分にとって合う高さを調べることが大切です。
枕の高さを調べる時の基準は「枕の上に頭を置いた時の気持ちよさ」です。
もし、枕の高さが合わなかったら、新しい枕を購入する前に、家族などから枕を借りたり、バスタオルを折り重ねたものを枕がわりに使い、いろいろ調節しながらどの程度の高さが良いのか調べておきましょう。
また最近では「枕のレンタルサービス」もあるので利用するのもおすすめです。
・ スムーズな寝付きのための温度と湿度
スムーズな寝付きのためには、夏場は25〜29℃、冬場は16℃前後の室温が最適と言われています。しかし、個人差もあるので、体感的に暑すぎず、寒すぎずならないようにエアコンで寝室の室温を調節しましょう。 |
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湿度は一年を通して50~60%が睡眠に最適だと言われています。湿度が低く乾燥しすぎていると、鼻や喉の粘膜をいためて不眠につながります。
また、湿度が高すぎると、体の熱がうまく放散されないために不快感を感じてしまい、睡眠の質が悪くなります。まずは湿度計を準備し、加湿器やエアコンの除湿機能を利用して適切な湿度を調整しましょう。
③ 食事は20時までに。カフェインは16時以降はダメ
良質な睡眠をとるために、食事は睡眠の2時間程度前に終わらせておくことが理想です。育毛のゴールデンタイムである22時に就寝するためには、食事は20時までに摂る必要があるのです。 |
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なぜなら、食べ物の消化は約2時間程度かかるからです。食後すぐに寝ようとしても胃が活発に働いているので、なかなか寝付けません。
さらに、胃に食べ物が残っている状態で眠ってしまうと、深い睡眠をとることができないばかりか、翌朝に胸焼けをおこしてしまうのです。
ただ、仕事などで睡眠の2時間前に食事をとることが難しい場合や、どうしてもお腹が空いてしまうことがあるかと思います。その場合は、比較的消化の良い食べ物(うどんや豆腐、バナナなど)を少量摂ることをおすすめします。
午後4時を過ぎたら覚醒作用をもつカフェインは摂取しないようにしましょう。 カフェインを摂取すると、約3、4時間は覚醒効果が続きます。その為、午後4時以降にカフェインを摂取すると睡眠導入の妨げになる恐れがあります。 |
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カフェインの多いコーヒーや紅茶、緑茶を避けましょう。かわりにラベンダーやカモミールなど鎮静効果があり、気持ちの疲れを軽くしてくれるノンカフェインのハーブティーがおすすめです。